”...per la viola da gamba...”(ヴィオラ・ダ・ガンバのための・・・)

(99/10/9)


収録作品
  組曲 ニ短調 BWV1011/995
  トリオ イ長調 BWV1025
  ソナタ ト短調 BWV1029 (以上J.S.バッハ)

演奏者
  Hille Perl/Barbara Messmer (Viola da Gamba)
  Lee Santana (Baroque Lute)
  Andrew Lawrence-King (Duble Harp)
  Veronika Skuplik (Violin)

CDaFdeutsche harmoniamundi 05472775152


 知っている方には何もご説明の必要のないヴィオラ・ダ・ガムバ。知らない人にはニャンと説明したらよいやら・・・
でも「めぐりあう朝」なんてぇ映画でちっとは名が知れたので,多分みなさんご存じの楽器だと思います。と,勝手に決め込んで楽器説明は省略ゝゝ。

 演奏していらっしゃるのは美形のガンビスト(という言い方でいいのかな?ヴィオリストだと普通のヴィオラ奏者になってしまうもんね)のパールさんです。確かこれが2枚目のCDじゃないかな?ごく最近に出たCDです。

 収録されている曲のうちBWV1025は初めて耳にした曲です。なんでも,バッハが息子に作曲を教える教材としてヴァイス(ドレスデン宮廷のリュート奏者。バッハとも面識があった。)の作品を編曲したものではないか?という曲だそうで,演奏に28分も要する大きな組曲です。バッハはヴァイオリン+オブリガートチェンバロという編成で書いているようですが,このCDではガンバとリュートで演奏されています。これがとびきり優雅な演奏でステキです。この一曲が入っているだけで,とーっても価値のあるCDです。

 BWV1011/995は無伴奏チェロ組曲の5番と,それをバッハがリュート用に編曲した作品(原曲はハ短調)から,さらにガンバ用にアレンジしています。この作品は結構ガンバで演奏されているらしく,W.クィーケンも確か録音してたんぢゃなかったかしら?うろ覚えですけど。(してませんでした。私の勘違いです。)
 この曲はチェロよりもガンバの方が合っているように思えます。

 BWV1029はガンバソナタの三番。でも,このCDではヴァイオリンを加えてトリオソナタとして演奏しています。これも貴重な演奏!で,これがイイです。このCDの白眉ですよ!ガンバのソロでやるよりも,ヴァイオリンが加わった方がぐっと厚みが出てきます。それに,通奏低音も3人がかりでノリまくっての演奏です。とにかく音楽が生き生きと流れていき,最後まで聞き手を飽きさせません。思わず2回聞き直してしまいました。


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