Stefan Hussong plays Frescobaldi
(ステファン=フッソング、フレスコバルディを弾く)

(01/7/13)



収録作品
  1. Canzon Settima delta La Tarditi
  2. Canzon Prima detta La Rovetta
  3. Capriccio di Durezze
  4. Canzon Terza detta La Crivelli
  5. Capriccio sopra La Bassa Fiamenga
  6. Corrente Prima, Seconda, Terza, Quarta
  7. Canzon Sesta detta La Pesenti
  8. Canzona Terza
  9. Toceata Cromaticha
  10. Canzon Decima detta La Paulini
  11. Corrente e Ciaccona
  12. Capriccio Cromatico con Ligature al Contrario
  13. Bergamasca
  14. Toccata Ottava di durezze e ligature
  15. Canzon Quarta detta La Scacchi
    以上:Girolamo Frescobaldi (1583-1643)

  演奏者:Stefan Hussong (Accordion)
              Giovanni Gola Nr.911 (1967)
              Antonin Naumann (Dilicia-Dina, Prag 1978)
               (Tuning: Joaquim Gomez)

  CD : Thorofon CTH2349 (Deutschland)


 アコーディオンでバロックを演奏したCDは、バッハのイギリス組曲やクープランのクラヴサン曲などが既に出ていますが、これはフレスコバルディを演奏した珍しいCDです。アコーディオンというとどうしてものど自慢の伴奏を思い出してしまうので、あまり聴く気にならなかったのですが、最近アコーディオンでジャズをやるガリアーノ(Richard Galliano)という人の演奏をラジオでを聴いてすっかりはまってしまいました。それでちょいとアコーディオンを見直してこんなCDを購入した次第です。
 奏者のフッソングさんはドイツ生まれの方で、カナダのトロッシンゲン大と東京芸大でも学んでいるそうです。Thorofon へはこのCDの他にゴルトベルク変奏曲の録音があるようです。

 さてさて、フレスコバルディがアコーディオンで演奏されるとどんな感じになるかな?とワクワクして聴いたのですが、意外に(失礼!)もまともな演奏です。もちろん両手で鍵盤とボタンを弾くのでしょうが、速いカンツォーナでも四声部を見事に演奏しています。それに音色も思ったほど違和感がなく、管楽器での合奏に近いような息づかいが感じられます。[9]の半音階的トッカータのような静かな曲も幽玄な雰囲気がよく出ていてオルガンの演奏にひけを取りません。ホントはもっと表情を出せる楽器なのに、あえて淡々と弾いているのが逆に効果的なのではないかと思います。

 どちらかといえばキワモノ。好き嫌いの分かれそうなCDですが、いかがでしょうか?  


CD紹介へもどる

表紙へもどる