A Taste for Baroque
(バロックの好み)

(00/2/14)


収録作品
  1. Sonata Quarta in G minor, Opus 3 (Paolo Benedetto Bellizani c.1690-1757)
  2. Le Rossignol en amour (F. Couperin 1668-1733)
  3. Snow Drop [Airs for the winter] (James Oswald c.1711-1769)
  4. Sonata IV in F major, Opus 5 (A. Corelli 1653-1713)
  5. Preludium (J. Dowland 1563-1626)
  6. Fantasie (Dowland)
  7. Blind Mary (Turlough O'Carolan 1670-1738)
  8. Fanny Power (Carolan)
  9. Carolan's Dream (Carolan)
  10 Carolan's Concerto or Mrs. Poer (Carolan)
  11. Planxty Connor (Carolan)
  12. Madam Cole (Carolan)

  演奏者:Duo al Dente (Per Weile Bak : Lute / Kirsten Lund Jensen : Recorder)
  CD : danacord DACOCD484 (Denmark)


 リコーダーのホームページを作っていますので,たまには笛のCDもご紹介しなくては(笑)。

 リコーダーとリュートのデュエットです。「デュオ=アルデンテ」って,なんだかおいしそうな名前ですね。デンマークで活動していらっしゃる若い方たちのようです。お二人とも目の覚めるようなテクニックでバリバリ弾きまくるというタイプではないようで,ほのぼのとした雰囲気の漂う演奏です。昔々,ハンス=マルティン=リンデ(リコーダー)とコンラートラゴスニヒ(ギター)のデュオによるレコードが数枚ありましたが,それらを彷彿とさせるようなCDです。

 解説を読みますと,このCDのテーマは「コレッリの音楽のヨーロッパ各地への影響」というような感じです。でも,私のような素人に取っては,そんな能書きなんぞどうでもいいことで,滅多に聴けない珍しい曲が収録されているということだけで充分です。
 最初のベリンザーニのソナタは12曲セットのソナタ集からの1曲で,マルチェッロ風のきれいな曲です。オズワルド(スコットランドの音楽家)の”Snow drop”も独特な雰囲気を持っています。これは「12の季節のための48の小さな組曲で,それぞれの季節にちなんだ花の名前が付されている。」というようなことが解説に書いてありました。ちょっと少女趣味ですな。カロランはスコティッシュのCDには必ず取り上げられている作曲家ですが,こんな古い時代の人とは思いませんでした。現在でもそのまま流行りそうなメロディーが出てきて非常に斬新な音楽ですね。これら3人の作品,楽譜はどこから出ているんでしょうか。ほしいですねぇ。

 もちろん既知の作品〜クープラン・テレマン・コレッリ〜も悪くはありません。ただ,これらはブリュッヘンの目の覚めるような演奏がありますのでね。そんなものと比べるべきではないのでしょうけど。あと,リュートソロが2曲だけというのはちょっと寂しいですね。しかもダウランドとは…(私は好みでないもので)
 リコーダーとリュートの組み合わせは音量のバランスがとても合いますので,こういったCDはもっと出てきても良さそうなものですが,案外見当たらないものですね。なお,題名の中の”taste for”は趣味・好みというような意味ですが,グループ名が「アルデンテ」ですので「バロックのお味」などと訳してしゃれてみたくなります。


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