バッハのお弟子さん〜ドーレス(Johann Friedrich Doles 1715-1797)


 シュタインバッハのカントルの息子。1739年にライプツィヒ大学に入学し,バッハに師事した。フライベルクのカントルに就任した後,1755年,バッハの2代後のトーマス教会カントルに就任。カンタータやモテットなどの作品をを多数残している。1789年にモーツァルトがライプツィヒを訪れた折りに,バッハのモテット(主に向かって新しい歌を歌え BWV225)を演奏して聴かせた逸話は有名。

 ドーレスが勤めていた頃のトーマス教会カントルの状況はバッハの時代と何も変わっていなかったようで,ドーレスはバッハと同様に市当局や大学との間で様々な軋轢があり,嫌気がさしたのか1789年には辞職してしまったようです。


ドーレスの作品が収録されているCDは以下の1枚があります。

 

Doles:Doppelchörige Motetten
   (二重合唱のモテット)
chr77212 演奏者 Die Deutschen Bach-Vocalisten
Gerhard Weinberger
CD CHRISTOPHORYS CHR77212(ドイツ)
収録内容 Kommt herzu (Motetto XI, D-dur) 来たれ,神に歓喜もて
Herzlich lieb hab ich dich Herr (Motetto X, C-dur) 我は心より汝を愛す,主よ
Danket dem Herrn (Motetto IX, Es-dur) 神に感謝しよう
Gelobet sei Gott, der Herr (Motetto IV, A-dur) 主なる神を賛美せよ
Unser Seele harret auf den Herrn (Motetto VII, d-moll) 我らの魂は堅く主を信ずる
Jauchzet dem Herrn alle Welt (Motetto XIV, D-dur) 世は主に歓喜す

 すべてSATB/SATBの二重合唱による作品です。これらの作品群,なかなかにすばらしく,モーツァルト時代のものとはちょっと信じられないくらいの重厚さです。気に入ってしまいました。世に出ていない佳作はまだまだ山ほどあるのですね。

ドーレスさん


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