エルンスト公U世(Duke Johann Ernst Herzog von Sachsen-Waimar 1696-1715)


 バッハが1703年に半年足らず仕えたザクセン=ヴァイマール領主ヨハン=エルンスト公の息子。その後1708年から仕えたヴィルヘルム=エルンスト公の甥に当たる。クラーヴィアとヴァイオリンを嗜み,作曲をJ.G.ヴァルターとバッハに習った。彼の作曲したヴァイオリン協奏曲6曲はテレマンにより出版された。バッハはこのうち2曲をオルガン用(BWV592,595)に、3曲をチェンバロ用(BWV982,984,987)に編曲している。

 バッハによる様々な協奏曲のオルガン用編曲(BWV592〜596)及びチェンバロ用編曲(BWV972〜987),さらにヴァルターによる同様のオルガン用編曲は,このエルンスト公の注文によって書かれたと考えられています。このいきさつについてはバッハの伝記に必ず書かれていますので,ここでは省略します。


エルンスト公U世の作品を収めたCDは,以下のものを持っています。

Bach : Brandenburug Concertos, Work by Vivaldi & Ernst
   バッハ:ブランデンブルク協奏曲,ヴィヴァルディとエルンストの作品
SONY SB2K62472 演奏者 The Brandenburg Collegium
Anthony Newman (Cembalo & cond.)
CD番号 SONY SB2K62472(USA)2枚組
収録内容
J.S.Bach
Brandenburg Concertos BWV1046-1051(Complete)
Vivaidi
Concerto A-minor Op.3-8
Concerto D-minor Op.3-11
Concerto D-major Op.7-11
Duke Johann Ernst
Concerto in G-major(BWV592の原曲)

 納められているエルンスト公のヴァイオリン協奏曲は,バッハのBWV592の原曲です。このCDではヴァイオリンとチェンバロ連弾で演奏されています。演奏はアメリカのチェンバロ・オルガン奏者のアンソニー=ニューマンを中心とするアンサンブルです。
 私がバロック音楽を聴き始めた昭和50年頃には,ニューマン氏の演奏をラジオでよく耳にしました。ゴルトベルク変奏曲など,グールド並みの速いテンポで弾いていてビックリした記憶があります。その後いつしか彼のレコードはカタログから消え去ってしまいました。久しぶりに聴いたこのCDは,なかなかノリのいい演奏で楽しめます。ブランデンブルク協奏曲はアーノンクール盤やコープマン盤よりも,私はこの演奏の方が好きです。


Cantata, Concerto & Sonata (Johann Sebastian Bach and his German Contemporalies)
   カンタータ、協奏曲とソナタ〜バッハと彼の同時代のドイツの音楽家
hanssler CD98.408 演奏者 Andrea Hornung-Boesen (Soprano)
Ensemble musica poetica Freiburug
Hans Bergmann (Violin & Dir.)
CD番号 hänssler CD98.408(ドイツ)
収録内容
Unbekannter Komponist (Johann Ernst Prinz von Sachsen-Weimar?)
Concerto g-moll (Oboe, 2Violin, Viola, BC)(BWV983の原曲)
Christoph Graupner (1683-1760)
Cantata "Mein Herz schwimmt in Bult"(わが心は血の海に漂う)
Johann David Heinichen (1683-1729)
Sonata c-moll (Oboe, Viola da Gamba, BC)
Georg Friedrich Kauffmann (1679-1735)
Kantata"Unverzagt, bekleimmtes Herz"(ひるむな、不安な心よ)
Johann Ernst Prinz von Sachsen-Weimar
Concerto C-dor (2Violin, Viola, BC)(BWV595,984の原曲)
J.S.Bach
Cantata "Mein Herz schwimmt in Bult BWV199"(わが心は血の海に漂う)


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