コンティ(Francesco Bartolomeo Conti 1681-1732)


 コンティ1682年にフィレンツェで生まれました。CDの解説には「イタリア最後のリュートとテオルボのヴィルトゥオーゾであることは疑う余地がない」と書かれています。19歳でウィーンの宮廷にテオルボ奏者として就職し、一方ではオペラ作曲家としても活躍したようです。1713年に主席作曲家に任命され、宮廷の諸行事に演奏する音楽の作曲を任されることとなりました。コンティはこの職務を1725年まで務め、その間に脚本家パリアーティ(Pariati)と協力して祝祭のための多くのオペラを作っています。そのかたわら、リュート・テオルボ奏者としての仕事も続け、これに対する報酬も少なくはなかったようです。
 クヴァンツは1723年のプラハでのエピソードを紹介してコンティの演奏家としての力量を賞賛しています。「ウィーンの宮廷オーケストラはフックスのオペラ "Costanza e Fortezza" を上演するためにかの地を訪れた。そこで彼らはドレスデンの音楽家たちと協演することとなった。その中にはクヴァンツ自身やヴァイス(当時のもうひとりのリュート・テオルボのヴィルトゥオーゾ)も含まれていた。この演奏ではヴァイスにリピエーノ(合奏)のパートが割り当てられ、ソロイストはコンティに任された。」

 残念なことに、コンティのリュート作品は今日に伝わっていません。いったいどんな曲を書いたのでしょうか?
 1725年以降、コンティは健康上の問題で宮廷での活動を制限され、1732年にウィーンで没しました。

 バッハはコンティのカンタータ「わが魂は病み(Languest anima mea)」を筆写しています。


コンティの作品を収めたCDは,以下のものを持っています。

※このCDはウィーンのオーストリア国立図書館に保存されているコンティの8曲のカンタータからクラリネットのオブリガートを持つ4曲が選ばれています。いずれも3つのアリアと2〜3のレチタティーボからできており、なかなかに美しい作品です。残念ながらこの中にはバッハが筆写した「わが魂は病み」は収録されていません。
Francesco Bartolomeo Conti:CANTATE CON ISTROMENTI
   (コンティ:器楽を伴うカンタータ)
TACTUS TC680301 演奏者 Rossana Bertini (Soprano:cantata1-3), Anna Simboli(Soprano:cantata2-4)
Ensemble "LA SIGNORIA"
CD TACTUS TC680301(イタリア)
収録内容 Cantata terza "Con più lucidi candori" (Soprano,chalimeau,2violin,luth,BC)
Cantata seconda "Ride il prato" (Soprano,flauto,chalimeau,violin,luth,BC)
Cantata prima "Lontananza dell'amanto" (Soprano,chalimeau,flauto traverso,violin,luth,BC)
Cantata quarta "Vaghi augelletti" (Soprano,chalimeau,2violin,luth,BC)


Francesco Bartolomeo Conti:CANTATE CON ISTROMENTI
   (コンティ:器楽を伴うカンタータ)
ARCANA A309 演奏者 Bernadca Fink (mezzo soprano)
Ars Antiqua Austria
Gunar Letzbor (dir.)
CD ARCANA A309 (ドイツ)
収録内容 Cantata prima "Lontananza dell'amanto"
Cantata seconda "Ride il prato"
Cantata terza "Con più lucidi candori"
Cantata quarta "Vaghi augelletti"


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