1 バッハ一族の方々 (バッハの息子たちを除く)


 バッハの一族は,大バッハのおじいさんの代あたりから多くの音楽家を輩出しており,テューリンゲン地方では「バッハ」といえば楽士の代名詞のようになっていたそうです。一族は大きく5つの家系に分かれていて,それぞれが音楽家を輩出しているほか,画才に恵まれた人も結構いたようです。大バッハは先祖の作品をコレクションして実際に演奏していたようで,バッハが筆写したことによるおかげで現在まで伝わった作品も多いようです。(バッハが筆写したバッハ家の作品集は第二次世界大戦中に行方不明になりましたが、近年、ウクライナのキエフで発見されました。)

 不思議なことに,バッハの父も祖父も作品を残していません。作曲家というよりはむしろ腕の良い楽士だったようです。バッハの兄たちも然りです。むしろ,別の家系の人たちのほうが作品を多く残しています。バッハは突然変異的に現れた天才だったのでしょうか?

 レコード・CDでは「バッハ一族の音楽」という形でまとめられていることが多いので,このコーナーでも最初はそれに沿って御紹介していたのですが,やたらと膨れ上がってしまいましたので人物別に分けました。なお,息子たちの作品はCDが多種発売されていますので別項にいたします。(ただし,数が多すぎてとても私の手には負えません。)

注意書
 ・このコーナーでは,単に「バッハ」と書いているのはJ.S.バッハを指します。
 ・曲名和訳はわかるものだけつけました。実は,私はドイツ語がわかりません。
 ・備考に「☆」がついている曲は,バッハが楽譜を所有していた作品です。

 


バッハのおじいさんの世代

 ヨハン[ヨハンネス,ハンス] (1604-1673)

 ハインリヒ (1615-1692)


バッハの父親の世代

 ヨハン=クリストフ (1642-1703)

 ゲオルク=クリストフ (1642-1697)

 ヨハン=ミヒャエル (1648-1694)


バッハと同世代

 ヨハン=ニコラウス (1669-1753)

 ヨハン=ベルンハルト (1676-1749)

 ヨハン=ルートヴィヒ  (1677-1731)  2005.2.8更新

 ヨハン=ロレンツ (1695-1773)


バッハの子供の世代

 ヨハン=エルンスト (1722-1777)


バッハの孫の世代

 ヴィルヘルム=フリードリヒ=エルンスト (1759-1845)


あとがき

 まとめてみて,録音の数が案外多いので驚いています。特にヨハン=ミヒャエルの作品が思いのほかたくさん録音されているのは意外でした。
 個人的にはヨハン=ルートヴィヒのカンタータ(特にバッハのカンタータ15番とされていたものなど)をぜひ聴いてみたいですが,どなたか録音してくださらないでしょうか。
 声楽作品に比べて鍵盤作品の録音が少ないのはちょっと残念であり不思議でもあります。ヨハン=クリストフのコラール前奏曲などはもっと聴いてみたいものです。かなりマニアックなCDが次々登場している昨今ですが,まだまだ手の着いていない分野はあるものですね。


もどる